撚糸(ねんし)とは、複数の糸を撚り合わせた糸のこと。ひとつの種類の糸から作られた中が空洞になった手編み用の糸、ポリエステル糸×ウール糸など種類の違う糸をひとつの糸にしたものなどがあります。
また、撚糸は撚りの回数によって硬さや強度が変わるので、仕上がりをイメージして撚りを細かく調整、試行を繰り返して撚糸を完成させていく熟練の技なのです。さらに、撚糸を起毛させたり特殊な形に加工したり手が加えられたものは「意匠撚糸」と呼ばれます。
日本ならではの技術
撚糸の中でも意匠撚糸というのは特殊な技術が必要なもので、実は日本には意匠撚糸において非常に優れた技術をもった会社がいくつかあります。
多くのメゾンブランドなどが、見たこともないような生地で服を作っていたりすることがあるが、そういったものの中にはこの日本の高い技術を背景としているものも少なくない。大量生産品では通常やらない、手間とコストがかかる特殊な意匠撚糸は、日本ならではの技術を追求した結果でもあり、唯一無二の誇れるノウハウといえます。
Octa®×ウール"ROAR"シリーズ誕生
STATICでは、この意匠撚糸技術に着目し、中空のOcta®糸にウールを撚り合わせ、ウールだけにヤスリをかけ起毛させました。これによりOcta®糸の軽さとウールの起毛による膨らみと暖かさを実現した唯一無二の糸「AYUKAN」が完成しました。
そして、この糸を使って丸ごと編みあげるホールガーメントによりニット製品を作りました。ホールガーメントでは糸からそのまま衣類を編んでいきます。通常Tシャツやフリースは生地裁断時に20〜30%ほどはロスとなり使えずに裁断ゴミになります(※)。しかしホールガーメントでは1着まるごと編み上げた場合、たった約6gの糸クズしか排出されない、ロス率で言うと5%以下のエコな製造方法なのです。
※STATICでは裁断ゴミも捨てずにリサイクルや糸に戻す取り組みをしています。
商品特徴
PRODUCT FEATURE
商品スペック
PRODUCT SPEC
環境性
SUSTAINABILITY
ケア方法・注意事項
PRODUCT CARE