TAKIBISM ディッシュハンドル


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フライパンディッシュを火から上げ下ろしするための、単体ハンドル

TAKIBISM ディッシュハンドルは、フライパンディッシュ専用の「つかみ」です。皿に装着・固定する部品ではなく、爪で皿の縁を引っかけて持ち上げる設計。手元にはメープル材の握りが付き、この1本だけで焚き火上のフライパンディッシュを安全に上げ下ろしできます。持ち運び(火からの上げ下ろし)に特化しており、フライパンをあおる用途には使用しません。

焚き火で加熱したフライパンディッシュを上げ下ろすイメージ
爪で縁を引っかけて持ち上げる。皿には固定しない。

3本の爪で引っかけて持ち上げる(固定しません)

皿の縁を爪で引っかけ、持ち上げるための道具です。クランプやロック機構で皿と一体化させるものではありません。支えは爪1本でも2本でもかまわず、状況に応じて安定する持ち方を選びます。大では、反転させて爪2点で支えると安定します。引っかけ位置と角度を整えれば、火床からの上げ下ろしや、焚き火台の高さ・距離の微調整がしやすくなります。

メープル材の握りを備えた、単体で完結する「つかみ」

手に触れる部分にはメープル材の握りを採用。鉄の本体に木の握りを組み合わせることで、確かな保持感と扱いやすさを両立しています。ディッシュハンドルはこれ単体で完結する道具で、他の道具に取り付ける必要はありません。焚き火の前で素早く手に取り、皿を上げ下ろしする動作に集中できます。

ディッシュジョイントとの違い

同じくフライパンディッシュを扱うための別パーツに「ディッシュジョイント」がありますが、こちらは火吹き棒「ブレス トゥ ファイヤー」の先端に付け替えて使うアタッチメントです。一方、ディッシュハンドルはメープルの握りを備えた単体ハンドルで、火吹き棒には装着できません。火を送りながら皿も扱いたいという要望に応えて生まれた道具で、火吹き棒の操作と皿のハンドリングを分けて行える構成になっています。

小・中・大、3サイズのフライパンディッシュに対応

フライパンディッシュの小・中・大すべてを持てるように調整されています。ひとつで小から大まで共用でき、手元の道具を増やさずに調理・配膳・火加減の管理がしやすくなります。爪の調整はメーカー側で変更も可能です。なお、同梱物は本品(つかみ)×1で、皿本体は付属しません。

フライパンディッシュ小・中・大を扱うディッシュハンドル
小・中・大の3サイズすべてに対応。大はハンドルを反転し、爪2点支持が安定。

使い方のコツと注意

皿とは固定しないため、引っかける位置・角度・支点の取り方が安定に直結します。縁の強い部分をとらえ、持ち上げの直前に軽く荷重をかけて安定を確認してから移動すると扱いやすくなります。用途は「持ち運び(火からの上げ下ろし)」に限定してください。フライパンをあおる、振る、激しく傾けるといった動作には使用しません。

仕上げと一枚ごとの表情

もともとフライパンディッシュは、鋼板をコークス炉で赤くなるまで熱し、ハンマーで叩いて曲面を出す鍛造から始まりました。1枚あたり4〜5回の加熱・鍛造を繰り返すやり方です。現在は成形をプレスへ移行していますが、手仕上げの工程は残されており、そのため1枚ごとに約5mmの寸法差が生じ、表面の質感にも個体差があります。

仕上げでは油を塗って焼き付け、酸化被膜を形成。この被膜が黒い艶となって現れ、光の当たり方によって虹色の色味が見えることがあります。工業製品としての均一さではなく、道具としての表情が一つひとつ異なる点も特徴です。ディッシュハンドル本体も同様に、最終仕上げは手作業が入るため、微細な表情の違いがあります。

つくり手と背景

TAKIBISMは、アウトドアライフアドバイザーの寒川一と、鉄作家・槇塚 登(槙塚鉄工所)が「自分たちに必要な道具を作る」ことから始まったブランドです。寒川一は焚き火が好きな理由を「所有できないから」と語り、太い薪ではなく細い枝で小さく焚く「小さな火」を大切にしています。便利さだけを追わず、焚き火と真っ直ぐ向き合うための道具づくりが、ディッシュハンドルのような最小限で確かな機能へと結実しています。製造は香川県の槙塚鉄工所。建築金物から焚き火道具まで手がける工房が担い、瀬戸内の作り手とともに道具の世界観を形にしています。

槙塚鉄工所の工房
香川の槙塚鉄工所による製作。成形はプレス、最終仕上げは手作業。

TAKIBISMは瀬戸内のつくり手と組む「瀬戸内トリロジー」で道具を育てています。鉄の道具は槙塚鉄工所、ツールバッグは倉敷帆布(岡山)、耐熱グローブは大興製業(香川・国内シェア約90%)。分野の異なる専門が集まり、焚き火を深く楽しむための最小限の道具を磨き続けています。

仕様

素材 本体:鉄/握り:メープル材
寸法 長さ 約25.5cm(握りを含む)
重量 約93g
内容 ディッシュハンドル(つかみ)×1 ※フライパンディッシュは付属しません。
対応 フライパンディッシュ 小・中・大(爪の調整はメーカーで変更可能)
仕上げ 油の焼き付けによる酸化被膜(黒い艶。光の当たり方で虹色が見える場合があります)
個体差 最終仕上げは手作業のため、寸法に約5mmの差や表面の質感の違いがあります。
製造 槙塚鉄工所(香川県)
注意事項 持ち運び(火からの上げ下ろし)専用。フライパンをあおる用途には使用しないでください。

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