店主のコレ面白いヨ!Vol.01 -2024/11-
月一で始める店主山根のおすすめシリーズ。私が自信を持ってお勧めする面白いギアやウェアなどを紹介していきたいと思います。様々なモノを雑然と紹介していくことになると思います。お気軽にご覧いただければ幸いです。
さてさて、2024年の夏は長かった。そして秋も長い、というか11月でもほどよく寒すぎない日が続いている。年々冬が短く感じるのは私だけでしょうか?アウトドアを楽しむのにはありがたいので、この時期に考えにくかった遊びも未だにできるのはメリットかもしれません。この時期は虫も少なく寒すぎないので、キャンプや低山でのハイク、ステルスキャンプなど楽しい遊びが満載です。
私はジャンルレスにアウトドアを楽しみたいので、11月はトレラン、ハイキング、キャンプなどやりたいことが満載なのです。トレランは日々トレーニング的に活動しているのですが、ハイキングやキャンプについてはごくごくユルク楽しみたい気分の時があります。低山の気持ち良いルートを登るハイキングなんかは読書やコーヒーで時間をゆったりと使いたいし、汚れたくないし、可能な限り汗もかきたくないと思っています(笑)。そして、帰りにはちょっと街へ繰り出して、旨い酒を呑むみたいなことをやりたいのです。
そうなると、天候の良い日の街に近い山でのハイキングにどうしてもなってしまうのですが、もうどうしようもないくらい低いとこまでしか登らないこともあります。はたしてハイキングと言えるのか?ただ山の中に入っているだけで十分な気持ちになっていることがあります。
というわけで街に降り立てる、スタイルのあるウェアを紹介したいと思います。普段から気に入って着用している山に行ける街着というんでしょうか。それぞれに面白みがあります。
まず、今年ローンチされたTHINKWOOLというブランド。まずはコンセプトを見てみましょう。
【THINKWOOL】シンクウール
Earth tech wear™
ウールの新たな可能性を研究開発するウェアブランドとして、2024 年よりスタート。
ウールは、毎年羊の伸びた毛を刈って作られた究極のサスティナブル糸。日本では冬アイテムのイメージが強いですが、オールシーズン愛用出来る天然の機能繊維です。ウールの吸水放湿性はコットンの3 倍以上、常にドライをキープします。
温度調整にも優れ、真夏でも活躍。オールシーズン愛用頂けます。その万能性から、ウールは「第二の皮膚」と評されております。
100%化繊素材との最大の違いは、「着心地」そして「抗菌性(匂いが付きにくい)」の2 点。出張が多いビジネスマンや、毎日洗濯することが苦手な方にも最適です。
ウールは着心地が良い反面、「摩耗性、強度性」に弱点があります。そのデメリットは最先端の合成繊維を用いて改善。また、「ウールはチクチクする」といった敏感肌の方にも、安心して愛用頂ける素材に仕上げました。
THINKWOOL® は、究極のサスティナブル天然繊維であるウールの特徴を最大限に引き出し、また全知能を集め開発された最先端の合成繊維をブレンドした、
Earth Tech Wear™ です。
メリノウール特化のブランドですね、真っ黒が潔いです。全体的にゆるっとしたシルエットで着心地は抜群に良いです。メリノウールの良さはブランドコンセプトに記載されていますが、実生活においてのメリットは下記かと思います。
抗菌・防臭性により清潔さが保たれるので、洗濯の回数を減らせる。
結果として洗濯による生地へのダメージを減らすことができ、永く使用することができるのではないでしょうか。
年間を通して着用できる
保温性が高く、寒いときには暖かさを保ち、暑いときには通気性に優れているため、体温を一定に保つ効果があります。メリノウールの繊維は非常に細く、空気を取り込むことで断熱層が生まれ、冷気を防ぐのに役立ちます。また、汗をかいても通気性があるため、湿気がこもらず、快適に過ごせます。
もちろん厚みによっては夏場には暑いのですが、メッシュ ポロシャツに使用されている生地は薄手かつテクニカルなので夏場でも対応できそうです。
上品
私の様な髭面は、ダーティーに見られがちです。冬場でも素足にサンダルを履いたりするので、電車でいぶかしい眼で見られることがあります。視線には敏感です。そんな時メリノウールを着ていれば、あら不思議。なんやら上品なお召し物を着てはるやんけ、となるのではないでしょうか。
THINKWOOLはメリノ×化学繊維のハイブリッドファブリックで山にも行ける
パーカなんか一見重そうに見えるのですが、実際は軽くて使いやすいです。耐久性を高めるために化繊が入っているので山にも行きやすいです。最近は少し寒い時期に、ゆるっと山に行く時はパーカを着ることが多くなりました。一枚で様になって、寒さも凌げてという感じで街から山へ、山から街へと万能です。ポロシャツもベースレイヤーがわりで着れるし、ちょっと良さそうな店にだって行けます。ジョンスメドレーをテクニカルにした様な印象があります。
STONEMASTER
ストーンマスターも自分の中では定番です。クラシックなクライミングパンツのディテールにワイドなシルエット。テクニカルな素材使いをすることも多く、普段使いも多いブランドです。コットンのパンツは最近子供と一緒に朝活しているスケートにも調子が良いです。 ポーラテック® アルファ®を張ったパンツなんか冬の定番ですし、ユル山スタイルを体現するのに最高のパンツです。
あと面白いのがミノテックっていう生地を使用したウェア。
【MINOTECH® ミノテック®】
水を滑らせて雨をよける撥水ファブリック
稲から作られる日本古来の雨具「蓑(ミノ)」。この蓑の「水を滑らせ、雨をよける」構造から発想を得て、布の表面にマイクロガーター構造(経方向に水滴を流す構造、緯方向は、水滴が転がるように生地の表面張力を低減するための凸構造)を付与することで、水を滑らせます。
さらにこの撥水性のおかげでノンラミネート加工とすることができ、身体から発する蒸気を外に素早く放出することでムレを抑え快適差を維持することができます。
クライミングパンツ×カーゴポケットというディテールで、太すぎないシルエット。カーゴパンツは10代の頃から変わらず好きです。今でも何かとチェックしてしまいます。山で履ける良い感じのカーゴって意外とないので、とても嬉しいです。そしてジャケットはゆとりがあり、 インナーにフリースを着れるのでセットアップで着ています。
STONEMASTER
SM TERRAIN CARGO PANT MINOTECH-ST
SM DETACHABLE HOODIE JACKET Minotech-ST
SM PANT Nylon Rip POLARTEC® Alpha®
STONEMASTER × ROKX CLIMBING PANT
ltm×[sn]山と街で着たいメリノシャツ
このシャツの雰囲気はアウトドアメーカーには出せないんじゃないでしょうか。テクニカルになりがちなアウトドアウェアですが、このシャツは古いワークシャツのディテールと山での行動を考慮したシルエットで、唯一無二感が出ています。割と万人に似合うシルエットではないでしょうか。オーバーサイズでもジャストサイズでもいけるシルエットだと思います。
MINUS33
知っている人は少ないでしょうが、1916年創業の毛織物メーカー”L.Wパッカード”のファクトリーブランドとして、2002年にアメリカ北東部のニューハンプシャー州で設立されたブランドです。相当しっかりとしたものづくりをしているブランドなので製品に安心感があります。
そんなMINUS33の中に特に気になるアイテムがあるので、今回セレクトしてみました。一つ目は少しだけ指が長めのフィンガーレスグローブ。指先って冷たくなるイメージありますが、手の甲や手首を温めていると、指先はさほど冷たくなりません。もちろん気温にもよります。フィンガーレスのシンプルで指が長めなメリノグローブって意外と探すとないものです。この手袋があれば、スマホも読書も困りません。
2つ目、3つ目はネックウォーマーとスカーフ。ネックウォーマーを色々と使ってみて思うことは、汗止めの目的なら短い方が、寒さ対策なら長い方が良いということ。バラクラバっぽい使い方をしたい時、短いと首が露出してしまい寒いのです。バラクラバっぽく使用している時点で寒いに決まっているので長い方が良い。ただ、分厚すぎるとヒートアップしてしまうということで、ちょうど良いものがMINUS33にありました。66cmと長く、薄めの素材で使いやすいです。
スカーフは100%メリノです。こちらは中厚手で長め。秋冬のユル山に手拭いでは寒いのです。腹巻きにもなります。
というわけで、今回はユル山特集みたいになってしまいました。次回のテーマは決まってませんが、12月なので外さないアウトドア関連プレゼントみたいな感じが良いかも?外さないプレゼントって難しいですよね。逆に教えてもらいたいくらいなのですが、私の思う予算別プレゼント案をご紹介してみたいと思います。