店主のコレ面白いヨ!Vol.02 -2024/12-
みなさんこんにちは、2024年12月後半にこの記事を書いています。ということもあり、今年気に入って使ったものをご紹介していきたいと思います。とはいえ、今は冬。春から夏場に使うようなシーズン性のあるものは、またそのシーズンでご紹介したいと思います。そして、基本は山で使うものですが、ライフスタイルで使用できるものもいくつか紹介したいと思います。
11月までなんとなく暖かい日もあるなと思っていましたが、12月はやはり寒いですね。寒さで朝布団から出られない日がまだまだ続きそうです。そして年末年始は運動不足の体に、これでもかってくらいのカロリーとアルコールを注入することになるわけで、今から考えてもなんとも恐ろしいですね。
そんな私ですが、寒さ対策ギアはこれだと思うものが複数ありましたのでご紹介したいと思います。
RIDGE MOUNTAIN GEAR / Versatile Blanket
ウールブランケットや化繊のブランケット、中綿入りのブランケットなどは大好きでよく使用しています。しかし、重さゆえに持ち運びが大変で、アウトドアでの使用に限ると車で行くキャンプなどにしか使用することはありません。また、洗濯も手間がかかるのがデメリットです。
そんな中、RIDGE MOUNTAIN GEARのVersatile Blanketは、まさに「こんなの欲しかった!」という多目的ブランケット。発売されてからずっと手放せません。
軽くて暖かい!
290gという驚きの軽さで、しっかり暖かさをキープ。その秘密は中綿に使用されたPolartec® Power Fill™。この素材は、洗濯してもへたりにくく、中綿が片寄らないのが特徴です。アウトドアでハードに使っても快適な状態が保てるので、頼れるアイテムとして活躍しています。
腰巻きで即暖
このブランケットなら腰に巻くだけで、腰回りと太ももといった大きな血管が通る部分を効果的に温められます。寒い時、パンツを重ね着するのは靴を脱いだり、パンツ自体を脱いだりすることなく、寒さを感じた時にサッと巻けます。しかも、サイズ調整ができるため体にフィットし、ずれにくい設計も嬉しいポイントです。
赤ちゃんとの相性バツグン
私の次女は間もなく1歳ですが、冬場の抱っこシーンでこのブランケットが大活躍しています。抱っこ紐の上からサッとかけるだけで赤ちゃんも自分も暖かく、軽いおくるみとしても使えます。また、授乳時の目隠しやブランケット代わりとしても使え重宝しています。
家でも外でも多用途に活躍
自宅でデスクワークをする時の足元カバーとしてはもちろん、アウトドアの休憩タイムにも最適です。特にウールブランケットのような重たいものに比べて、Versatile Blanketは軽量でコンパクトなので、キャンプやハイキングにも気軽に持ち運べます。この軽さが、アウトドアでの利便性を格段に高めてくれるのです。
日常からアウトドアまで万能な相棒
Versatile Blanketはその名の通り、多用途で使い勝手抜群。軽さと暖かさ、さらに手軽さを兼ね備えたこのブランケットは、日常使いからアウトドアまで幅広く活躍します。「こんなの欲しかった!」と思わせる魅力が詰まった万能アイテムです。
RIDGE MOUNTAIN GEAR / Alpha Booster Vest
軽さと暖かさを両立
Polartec® Alpha® Directを採用したこのベストは、厚みのある素材感で軽さと暖かさのバランスが良いのが特徴です。少しゆったりとしたサイズ感が可愛らしさを演出し、見た目にも魅力的。特に春や秋には1枚で暖かさをブーストするアイテムとして活躍し、冬にはインナーとしても使えます。夏の高山やアルプスでも使いやすいのではないでしょうか。
重ね着で柔軟な使い方
ベストって単体での着用よりも重ね着を前提としていると思います。私的には、シャツと組み合わせるのが最適で、寒い時はシャツの上から、さらに寒ければシャツの中に入れて着用することで、デッドエアーを閉じ込め保温効果を高められます。この柔軟な着用方法が、幅広い気温に対応できる理由です。
ハンドウォーマーポケット
ポケットはシンプルながらも便利で、寒い時に手を温めるのに役立ちます。このポケットがちょっとした寒さ対策に一役買ってくれるのが嬉しいポイントです。
私自身、Alpha Booster VestをRIDGE MOUNTAIN GEARのVersatile Blanketと組み合わせて使用しています。このセットは抜群の暖かさを提供してくれるので、今では欠かせない装備になっています。日常使いにも最適なこのベストは、頼れる一枚としてぜひおすすめです。
Teton Bros. / Octa Highloft Fullzip Hoody
ティートンブロスのオクタハイロフトフルジップフーディは、普段使いや低山のハイキングにもよく活用しています。
この商品の最大の特徴は、Octaとウールを組み合わせた素材にあります。OctaといえばOcta CPCPの生地を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際には「Octa」は繊維の名称です。オクタハイロフトフルジップフーディは、そのOctaの繊維とウールの繊維を組み合わせたハイブリッド素材が使用されています。そのため、Octaが持つ保温性、通気性、速乾性に加え、ウール特有の吸湿性、抗菌性、保温性といったメリットが融合し、非常に機能的な仕上がりになっています。
名前の通り「ハイロフト」ということで、毛足が少し長めなのも特徴です。このブラウンの色を見たとき、私は「スター・ウォーズ」のチューバッカを思い浮かべました。チューバッカが大好きなので、これを着てチューバッカ気分を楽しんでいます。
実際に着てみると、暖かさはもちろんあるのですが予想以上に通気性が良い素材でした。そして毛足が長いハイロフトの特性からシェルで覆うと非常に暖かいです。そのため、気温やシーンに応じて柔軟に使えるのが魅力です。簡単なハイキングや散策で、街からそのまま着て動くことが多いですね。
サイズ感は全体的にゆったりしているため、タイトなシェルの中に着るのは少し難しいです。私はストーンマスターのミノテックジャケットなど、少し余裕のあるジャケットなどと合わせて着用することが多いです。この組み合わせだと非常に暖かく快適です。
何よりも、見た目の良さと着心地の暖かさが気に入っており、日常でも山でも頻繁に着用しています。機能性とデザイン性を兼ね備えた一着として、非常におすすめです。
皆さん、冬の靴下選びって困っていませんか?私は困っていました、ウールパワーのソックス400に出会うまでは。
寒くなると、山でも普段でもメリノウールソックスを使っています。メリノウールのソックスはいわゆる山用のやつです。皆さんの中にも、山用のソックスを日常的に使っている方が多いのではないでしょうか。私もこれまではそうしてきました。故に一般的なコットンの靴下を買う機会が減っており、それで良いかなと思っていました。ただ、昨年ウールパワーのカットソーなどを着用し快適だったため、冬の寒さ対策にウールパワーのソックス400を試してみたんです。
すると、意外な発見がありました。山用のソックスって、締め付けが結構強いんですね。これまで慣れていたので特に気にしていなかったんですが、ウールパワーのソックス400を履いてみると、締め付けのなさがとても快適で、リラックスできる履き心地に驚きました。編み方もゆったりとしていて暖かく、小さな幸せを感じました。
このソックスを気に入っている理由は、何といっても暖かくて蒸れにくいことです。それに、メリノウール特有の匂いが出にくいという点もポイント。さらに、色も可愛いので、日常使いとして使いやすいですね。
ウールパワーのソックスには、600や800といったさらに厚手のモデルもありますが、これは室内履きやルームソックスとして使うのに最適です。
ただし、デメリットも少しあります。締め付けがない分、靴の中でずれやすく、歩いているうちに靴の中で滑ることがあります。そのため、登山やランなどのアクティビティにはあまり向いていないかもしれません。あくまで普段使いに最適なソックスだと思います。
L.L.BEAN / Men's Wicked Good Venetian Slippers
L.L.Beanのウィケッド・グッド・ベネチアン・スリッパは、本来室内履き用ですが、私は外履きとしても使っています。外履きとして推奨されているわけではありませんが、短い距離を歩く程度であれば全く問題なく履けます。特に寒い時期や車の運転中などに重宝しています。
このシューズは、オーストラリア産の羊毛、天然素材を使用しています。こういったシューズは初めて使う方には「蒸れそう」「臭いそう」といったイメージがあるかもしれませんが、実際は全く逆です。ウールは湿気を吸収し、さらに外に放出してくれる特性があります。保温性を確保しながら快適な履き心地を提供します。さらに、ウールの抗菌性のおかげでバクテリアの繁殖が抑えられるため、匂いもほとんどありません。そのため、寒い季節以外でも快適に履けます。この点は、メリノウール製品の特性とも似ていますね。
もともと、アグブーツなどがサーファーが海から上がった後に履くような用途で使われていたこともあるように、素足で履いてもなんら問題ありません。実際に私は秋口あたりは素足で履いていました。というのも10月に両足の甲を大スズメバチに刺され、大きく足が腫れたため履ける靴がなく、サンダルも当たって痛いという状況にあったためです。そんな状態でこそ、履き心地の違いが分かるというもの。他の靴は痛かったのに、このシューズは快適でした。そして素足でも蒸れ感がなく、このシューズがあって良かったと思いました。
普段履きとして、家の中ではなく外で履くほうが日本では使いやすいのではないかと思います。特に、女性向けのミッドカットタイプはデザインもかわいらしく、実用性も高いのでおすすめです。
サイズに関しては1cm刻みしかないため、ぴったりのサイズが見つからないこともあります。ただし、履いているうちに若干伸びるので、基本的にはジャストサイズを選ぶと良いでしょう。適度なフィット感があるものを選ぶのがおすすめです。
MOFMA / TABLE TOP carbon / レギュラー
防寒アイテムではありませんが、こちらも紹介したいと思います。
モフマのテーブルトップカーボンは、本来ゴーストテーブルと組み合わせて使用するものですが、私は単体で使っています。そもそも山に行く際にテーブルを持って行くことは少く、持って行くときはこのテーブルトップカーボンを選んでいます。
このテーブルを使う理由はいくつかあります。まず、アルコールストーブや固形燃料を使用する際に直接地面やテーブルの上に火器を置けない場合があります。そんな時に、このテーブルトップカーボンを敷くことで、地面やテーブルにダメージを与えずに使うことができます。もちろん単純にテーブルとして使いたいシチュエーションもあります。
さらに、もう一つの理由として、フレームレスなザックとの相性が良い点が挙げられます。例えば、トレイルバムのビッグタートルのようなフレームがないザックを使う場合、背面をフラットにするためにこのテーブルトップカーボンをフレーム代わりにしています。付属のマットがあまり好きではないので、それを外してこの天板を入れています。この使い方により、ザックの背面が安定し、さらにテーブルとしても活用できるという一石二鳥のアイテムとして重宝しています。
本来はゴーストテーブルと組み合わせることを想定されていますが、私は地面に石などを置いて水平を調整し、そのまま使用することが多いです。これで特に問題なく使えています。このような自由な使い方ができる点も、このテーブルトップの魅力だと思っています。
というわけで、次回は2025年ですね!2025年もROCK STEPPERSをご贔屓にしてもらえると嬉しいです。