ウエアもギアも、洗ったあとにそのまま撥水ケア
finetrackのマルチ撥水スプレーは、レインウエアやアウターシェルから、シューズ、バックパック、テントまで使える水性の撥水剤です。洗濯後の濡れた状態にもスプレーでき、吹きかけたあとは自然乾燥で仕上げられます。撥水メンテナンスのために一度乾かしてから加工する工程を省けるため、自宅で定期的なケアを続けやすいのが大きな特徴です。
成分はPFASを含まない非フッ素系撥水成分。有機溶剤を使わない水性タイプで、ドライレイヤー®、アウターシェル、シューズ、バックパック、ゲイター、レインカバー、テントなど幅広いアイテムに対応します。finetrackのホームケアシリーズ「ケアファイン®」から、2026年9月3日に発売されたスプレータイプの撥水ケア用品です。
撥水性が落ちると、雨が漏れなくても濡れやすくなる
防水ウエアで雨が内部へ漏れていなくても、生地表面の水弾きが弱くなると、以前より濡れたように感じることがあります。表面の撥水性が低下して生地が水を含みやすくなると、ウエアが本来持つムレを逃がす働きが発揮されにくくなり、蒸れや冷え、肌への張り付きにつながる場合があります。
同じことはウエア以外の山道具にも当てはまります。シューズやバックパックなども表面の撥水性が低下すると、水を含んで乾きにくくなったり、汚れが付着しやすくなったりします。撥水剤は防水素材そのものを作り替えるものではなく、使用や洗濯で弱くなった表面の撥水性をメンテナンスするためのケア用品です。
洗って、吹きかけて、干す。乾燥待ちを挟まずに加工できる
マルチ撥水スプレーは、洗濯後のアイテムが濡れたままでも使用できます。スプレー後も熱処理を必須とせず、自然乾燥で撥水効果を得られるため、基本工程は「洗う、吹きかける、干す」の3段階です。
finetrackが比較対象として示しているウォーターリペルのつけ置き加工は、「洗濯、乾燥、つけ置き加工、干す」の4工程です。公式比較では、乾燥約3時間とつけ置き1時間が加わり、合計約4時間の差があります。乾燥時間は気候や条件で変わりますが、マルチ撥水スプレーでは加工前に乾かす工程とつけ置き工程を省けます。
1本でアウタージャケット約3枚、ドライレイヤー®約8枚
内容量は300ml。使用量の目安は、1本でアウタージャケット約3枚分、ドライレイヤー®なら約8枚分です。公式では税抜価格をアウタージャケット約3枚分として計算し、1着あたり約500円の目安を示しています。実際の使用量は、対象となる生地の面積や状態などによって変わります。
10回洗濯後も80点を維持した撥水耐久性
finetrackの試験では、家庭用洗濯に準じた洗濯試験を繰り返し、JIS L-1092法で撥水性を評価した結果、10回洗濯後も80点の撥水性能を維持しています。公式比較グラフでは、一般的な撥水スプレーが5回洗濯時点で60点を下回る一方、マルチ撥水スプレーは10回洗濯後も80点を示しています。
この数値はfinetrackの試験条件によるものです。実際の撥水効果や持続性は、生地の組成や厚み、表面の状態、アイテムの傷み具合、洗濯方法、使用環境などによって異なります。
ドライレイヤー®からシューズ、バックパック、テントまで
対応範囲が広く、finetrackのドライレイヤー®やアウターシェルのほか、他メーカー製の撥水ウエアにも使用できます。GORE-TEX®を使用したウエアにも対応します。ギアではシューズ、バックパック、テント、ゲイター、レインカバーなどに使用できます。
ただし、すべての繊維へ無条件に使えるわけではありません。シミや変色の可能性があるため、初めて加工するものは目立たない場所で事前にテストしてください。テスト後5分程度で変色やシミが出るもの、白布を当てて叩いたときに色移りするものには使用できません。また、吸水加工された繊維には使用しないでください。
逆さまでも噴霧でき、フードや袖口、底面にも届きやすい
ノズルはボトルを逆さまにした状態でも噴霧できます。フードまわりや袖口、シューズのソール際、パンツの膝下、バックパックの底面など、通常の向きでは狙いにくい場所にも吹きかけやすい仕様です。広い面だけでなく、濡れや汚れが集中しやすい細部まで加工できます。
PFASを含まない非フッ素系、水性タイプ
撥水成分にはPFASを含まない非フッ素系撥水成分を使用しています。PFASは自然環境で分解されにくい性質を持ち、環境や健康への影響が懸念されている物質群です。マルチ撥水スプレーは非フッ素のC0処方を採用しています。
さらに、有機溶剤を使用しない水性タイプです。刺激臭が少なく、自宅でのウエアやギアのケアへ取り入れやすい仕様になっています。
撥水メンテナンスを、特別な作業ではなく日常のケアへ
アウトドア製品の撥水加工は、環境への配慮からPFASを含まないものへ切り替わりつつあります。finetrackは、こうした撥水加工の性能を長く保つには、使用後の洗濯と撥水メンテナンスがこれまで以上に重要になるとしています。
その一方、工程が多く時間のかかるメンテナンスは頻繁には続けにくいものです。そこで、これまでの撥水剤開発で培ったPFASフリーの水性撥水剤をベースに、濡れたアイテムにも施工でき、自然乾燥でも仕上げられるスプレータイプとして開発されたのがマルチ撥水スプレーです。山道具を使ったあとに洗い、その流れのまま撥水ケアまで進められることが、この製品の中心にある考え方です。
使用方法
1. まず汚れを落とす
加工前に洗濯して、泥や皮脂などの汚れを落とします。洗濯後の濡れた状態でも、乾いた状態でも使用できます。
2. 20〜30cm離して全体へスプレーする
対象から20〜30cmほど離し、全体へムラが出ないように吹きかけます。液だれが気になる場合は、スポンジなどでなじませるように軽く拭き取ります。
3. 24時間以上しっかり乾かす
対象アイテムのケア表示、取り扱い表示に従って、24時間以上しっかり乾燥させます。自然乾燥でも撥水効果は得られます。雨天や高湿度など乾きにくい条件では、乾燥時間が不足しないよう注意してください。
4. 対応するアイテムは熱処理で撥水効果を高められる
アイロンやドライヤーによる熱処理は必須ではありませんが、熱を加えることで撥水効果をさらに高められます。熱処理の可否や温度は、必ず対象アイテムのケア表示、取り扱い表示に従ってください。
使用前に確認したいこと
- 撥水効果と持続性は、対象アイテムの状態や使用環境によって異なります。
- 初めて加工するアイテムは、目立たない部分でシミや変色、色移りがないか事前に確認してください。
- 吸水加工された繊維には使用しないでください。
- 誤って吸汗速乾ウエアへ使用した場合は、なるべく早くぬるま湯で複数回すすいでください。この場合は洗濯洗剤を使用しません。
- 液だれが気になる場合は、スポンジなどでなじませるように軽く拭き取ってください。
- 肌の弱い方は炊事用の手袋を使用してください。
- 加工時は対象アイテムのケア表示、取り扱い表示と、商品ボトルに記載された使用方法を確認してください。
スペック
| 品番 | FCG0311 |
|---|---|
| 内容量 | 300ml |
| 成分 | 非フッ素系撥水成分 |
| タイプ | 水性(有機溶剤不使用) |
| 使用量の目安 | 1本でアウタージャケット約3枚分、ドライレイヤー®約8枚分 |
| 撥水耐久性 | 10洗80点(当社試験・JIS L-1092法) |
| 原産国 | 日本 |
【在庫について】
店頭とECで在庫を共有しているため、ご注文後に在庫切れとなる場合がございます。その際は速やかにご連絡いたします。何卒ご了承ください。
