Spec
素材 : ポリエチレン100% Dyneema® CT2K.18 (32.6/㎡、1.0oz)
表面 : ポリエステルコーティング
中間層 : ポリエチレン繊維(UHMWPE ファイバー)
裏面 : ポリエステルコーティング
サイズ : 縦34.5cm×横29.5cm×底のマチ奥行き12cm、容量約8ℓ
重量 : 約25g
生産国 : 日本
生産者 : 茨城県神栖市 有限会社内野
Material
素材には「Dyneema®CT2K18」を使用しています。
この素材は表面ポリエステルフィルムコーティング+中間層0°/90° UHMWPE(※1) ファイバー+裏面ポリエステルフィルムコーティングにて構成されています。軽量でありながら耐久性、防水性(耐水圧20,000mm)に大変優れた素材です。
(※1)UHMWPEとは、Ultra High Molecular Weight Polyethyleneの略称で、超高分子量ポリエチレンを示します。超高分子量ポリエチレンは、平均分子量が100万以上で、滑り性、耐摩耗性に優れ、高強度を有するエンプラに分類されるポリエチレンのことです。
やっぱり良かったCT2K18という厚み
RIDGE MOUNTAIN GEARの『Stuff Sack』 という製品は長年CT2K18(32.6/㎡)という厚みのDyneema® Composite Fabricを使用してきました。が、前回は華やかな展開色がラインアップされているCT2E08(25.4g/㎡)という少し薄いDyneema® Composite Fabricを使用しましたが、やはり『Stuff Sack』 にはCT2K18(32.6/㎡)の厚みが最適だと思い使用生地を戻しました。
カラーに関してはRIDGE MOUNTAIN GEARのオリジナルの色をプリントしました。(Nickel Grey以外)
Dyneema® の日本正規代理店の瀧定名古屋株式会社さんご協力の元、三菱王子紙販売株式会社様の印刷所にてカラープリントを施しています。
Introduction
ハイキングやアウトドアでのパッキングに欠かせないスタッフサック。僕がハイキングを始めた当初、スタッフサックはほとんどがシルナイロン製でした。
軽量で防水性もあるシルナイロンは、当時は理想的な選択肢に感じていたものです。しかし実際に使ってみると、パッキング時にバックパックの中で滑りやすく、荷物の整理に手間取ることがありました。
そんな中で見つけたのがDyneema® Composite Fabricという素材です。これを使ったスタッフサックを初めて作ったのは2018年のこと。当時はまだ市場でもあまり見かけない素材で、まずは自作で試してみました。
Dyneema® Composite Fabricは、シルナイロンに比べて滑りにくく、パッキングが格段にしやすいだけでなく、驚くほどの耐久性を持つのが特長です。実際にハイキングやキャンプで使用してみると、その丈夫さと使いやすさに驚きました。これまでのパッキングが格段に快適になったことを今でも覚えています。
僕はエアピローの感触がどうしても好きになれず、就寝時にはスタッフサックを枕として使うことが多いのですが、シルナイロン製では寝返りのたびに滑って頭が不安定になるのが悩みでした。Dyneema® Composite Fabric製のスタッフサックなら滑りにくく、寝ている間も頭の位置が安定し、快適に眠れます。パッキングや就寝時の安定感をもたらすこのスタッフサックは、僕にとって理想的なアウトドアギアの一つです。
今ではDyneema® Composite Fabricを使用したスタッフサックも市場で見かけるようになりました。RIDGE MOUNTAIN GEARのStuff Sackはシンプルながらも実用性を追求したデザインを目指しています。皆さんのパッキング体験がより快適になるよう、細部にこだわったStuff Sackをぜひお試しください。
本体内部口元側面には1.5cm幅長さ約55cmのナイロンテープを収納しております。(長さ調整は不可です)
ご使用状況に合わせて中から取り出し、ハンドストラップ、ショルダーストラップとしてご使用いただけます。
ハイキング時での普通のスタッフサックとしてのご使用いただき、帰りに温泉などに立ち寄る際にミニショルダーバッグとして使用が出来ます。
耐荷重は1.5kg程を想定しています。それ以上の荷物を入れて使用いたしますと縫製部分が損傷する場合がございます。
生地自体は防水ですが製品の縫い目のシーム処理はしておりません為に完全防水ではございませんのでご注意ください。
ハイキング後の汚れたスニーカーなどの収納にも役立ちます。
上画像は「HOKA ONE ONE SPEEDGOAT GTX」28cmですが余裕を持って収納できます。
※ローカットのスニーカーに限ります。
「Stuff Sack+Waffle Towel」
Stuff Sack内に衣類など柔らかい荷物を入れさらにWaffle Towelを表に巻き枕としての使用もお勧めです。
「RIDGE MOUNTAI GEAR aLOKSAK XXS」に収納してのお届けとなります。
温泉時の携帯用化粧品入れ、エマージェンシーキット入れ、ウォレット等にご使用くださいませ。RIDGE MOUNTAI GEAR aLOKSAK XXS単体販売はございません。
ハイキング時での普通のスタッフサックとしてのご使用いただき、帰りに温泉などに立ち寄る際にミニショルダーバッグとして使用も出来ます。
Color
※商品のカラーについて
製品画像はできる限り実物の色に近づけるよう努めておりますが、閲覧環境やモニター設定により、実際の色合いと異なる場合がございます。
また、生地の質感や光沢感も画面上で完全に再現することは難しい点、あらかじめご了承ください。
Nickel Grey
Deep Black
Amber Glow
Jade Leaf
Copper Clay
Deep Lagoon
日本でのカラープリント
RIDGE MOUNTAIN GEARの『Stuff Sack』にはDyneema® Composite Fabricという素材を使用しています。その色をオリジナル色でプリントしたい場合、これまではアメリカのRipstop By The Rollに頼りきりでした。
これを日本国内でプリントできないかと思い立ち、いつも大変お世話になっているDyneema®の日本正規代理店である瀧定名古屋さんに相談しました。そして、実際にプリントを行っていただく三菱王子紙販売株式会社様との試行錯誤の末、そのプリントが実現しました。
おそらく、Dyneema® Composite Fabricのロール単位でのカラープリントは、日本国内で初めての事例だと思います。※2024年5月末時点
今回、その技術がどのようなものかを実際に見せていただくべく、三菱王子紙販売株式会社様を訪れました。企業秘密が多く含まれるため、動画はNGでしたが、許可をいただいた範囲での撮影・取材を行いました。
Dyneema® Composite Fabricという素材を知っている方ならば、このツルツルとした面にどのように染料を安定して乗せるのか疑問に思うでしょう。僕もそうでした。
実際にそのプリントを拝見し、技術の説明をいただきました。プリント自体は非常にシビアで、速度は非常にゆっくりであり、適度なテンションをかけながらシワが入らないように常に生地から目を離さず手で調整を行いながらプリントしていきます。
Dyneema® Composite Fabricは高温に弱いため、温度調整も非常に難しいとのことです。詳しいプリント時間も企業秘密ですが、一反36mに数時間を要します。
※ご注意ください
この製品は、「Nickel Grey」以外のカラーには、特殊な技術を用いてオリジナルカラーのプリントが施されています。そのため、プリントの性質上、生地の表面に微量の染料が残る場合がございます。プリント後には生地表面の染料を拭き取る作業を行っていますが、完全に除去することが難しいケースもあります。
通常のご使用において色移りの心配はございませんが、湿った状態で強い摩擦が加わると、生地に残った染料が他の物に移る可能性がございます。お取り扱いにはご注意くださいますようお願い申し上げます。
Size Guide
Attention
・耐荷重は1.5kg程を想定しています。それ以上の荷物を入れて使用いたしますと縫製部分が損傷する場合がございます。
・ライターやガスストーブ、焚き火等の火には近づけないでください。