モーラナイフ(MORA KNIV) が好きすぎる話
こんにちは!スタッフの金本です! 両手をシザーハンズのエドワードに改造したいくらい、ナイフが好きな金本です! 嘘です!スマホで小説読めなくなるので、右手だけなら良いかもしれない金本です! まぁとにかくナイフが好きなんですが、数あるナイフの中でも僕が最も好きなのが『モーラナイフ(MORA KNIV)』です。 「好きなことに理由なんてない」とか言っちゃう人もいますが、僕は好きに明確な理由を持つタイプで、当然ながらモーラナイフが好きなのにはちゃんとした理由があります。 今回は僕の暑苦しいほどのモーラナイフ愛を、皆さんに感じて欲しいと思います。 アウトドアで使うナイフを探している方は要チェックや!
モーラナイフとは?
まずはモーラナイフというものが何なのかを説明するところから行きましょう。 スウェーデンのモーラ地方は痩せた土地柄農作物が育ちにくく、豊富にあった木材と鉄で何か出来ないかと考えた結果、馬具や農機具、ナイフを産業として取り組みました。 その中でも特にナイフの評判が良く、モーラ地方はナイフの町としてその地位を確立していきます。 日本で言うと肥後守(ひごのかみ)みたいな感じですかね。 モーラ地方でナイフを作っているところはいくつかあったそうですが、現在では「Morakniv AB」という会社の作るナイフを指します。 なんせ会社名がモーラナイフですからね。 そして日本でも「MORAKNIV JAPAN」という輸入代理店ができ、国内での知名度が格段に上がりました。 今では「迷ったらモーラ」と言われるほど、アウトドアナイフとして不動の地位を確立しています。
最初のナイフはコンパニオンHD
モーラナイフには多くの種類があり、それぞれの特徴や最適な使い方も大きく変わってくるので、初めての1本に選ぶならどれが良いのかと考えると、『コンパニオンヘビーデューティー(Companion Heavy Duty)』をおすすめします。 クセの無いシンプルなデザインで、誰でも使えます。 ハンドルは滑りにくいラバー製なので、ナイフの扱いに慣れてない人でも比較的完全に使えます。
刃厚は3.2mmで、アウトドアナイフとして十分な強度があります。
切れ味も抜群で、これは僕の私物なので新品ではないんですが、新品でもこれと同じくらい良く切れます。 箱出し状態の切れ味が抜群なのも、モーラナイフの好きなポイントです。
カーボンorステンレス
ナイフの鋼材は、大きく分けてカーボン(炭素鋼)とステンレスの2種類があります。どっちが優れているという事ではないんですが、用途やスキルに応じて最適なものを選ぶ必要があります。 例えばカーボンは切れ味鋭く、研ぎ直しも楽なので、ナイフを使い倒したい僕みたいな人間には最適です。 僕の持ってるナイフは殆どカーボンです。 逆にステンレスは切れ味やメンテナンス性こそカーボンに劣りますが、そもそも錆びにくいのでメンテナンスの必要性はカーボンよりも低く、ナイフを頻繁に使わない人や、メンテナンスが面倒だと感じる人向けですね。 海や川など、水辺で使う事が多い人にもステンレスはおすすめです。 個人的にはカーボンが好きですが、そこはご自身の使い方に応じて選んでもらえればと思います。 コンパニオンシリーズにもカーボンとステンレスの2タイプがあるので、色々比較してみてください。
ただカーボンナイフは「黒錆加工」が出来るので、ナイフの世界を深く味わいたいなら是非。 黒錆加工の詳細については、また別の機会に紹介できればと思います。
こんなナイフもおすすめ
先述の通り、モーラナイフにはかなり多くの種類があります。 せっかくなので、コンパニオンHD以外にもこんな良いナイフがあると言うのを紹介したいと思います。
bushcraft Survival Black
これは僕が2番目に買ったモーラナイフで、使用頻度は1番高いです。 西表島奥地のジャングル探検とか、無人島サバイバルとか、ブッシュクラフトとか、いろんな場面で活躍してくれています。 ブラックコーティングが施されたカーボンナイフで、錆には多少強くなっています。 他のシリーズと大きく違う点は、メタルマッチとダイヤモンドシャープナーが付属しているという点ですね。
刃厚はコンパニオンHDと同じく3.2mmで、十分な強度があります。 またブレードの背はキッチリと角が立っていて、付属のメタルマッチをこすって火花を飛ばすことが出来ます。
こんな感じです。 他のシリーズではブレードの背が角ばってないものが多く、メタルマッチでの火おこしには向いてません。 価格も結構上がりますが、それでも僕はこのナイフが好きです。 と言っても1万円いかないんで、ナイフ全体でいうと安い部類です。
もう6年以上使ってますが、この通り切れ味は良好です。 メンテナンス性も高いので、これくらいの切れ味なら、少し研ぎの練習するだけで簡単に再現できると思います。
Companion stainless
カーボン派の僕ですが、流石にステンレスのナイフもいくつか持っています。 その中でも1番使用頻度が高いステンレスナイフが「Companion stainless」です。 錆びにくいので、主に無人島の食材採集用として使っています。
刃厚は2.4mmで、コンパニオンHDに比べると少し薄めです。 通常使用には問題ないですけどね。 研ぎは少し難易度が上がりますが、そもそもカーボンほどのメンテナンスを必要としない&安価なので、あまり気にせずガシガシ使えます。 但しステンレスと言っても錆は発生するので、使用後は真水で洗い流し、乾燥させて保管しましょう。
総評
まずはモーラナイフでOK バトニングやチョッピングなど、激しい使い方にはベストな選択肢ではないですが、アウトドアナイフがどんなものなのかを知るには最適だと僕は思います。 ・安い ・切れ味バツグン ・クセのないデザイン ・入手難易度低い ・バリエーション多い 以上の理由から、最初の1本にはモーラナイフを強くおすすめしたいと思います。 勿論、「もっと丈夫なものが良い!」「デザインも重視してる!」等のご要望があれば、いつでも店舗にてご相談ください。 あなたに最適なナイフをご提案いたします。