なぜ、メリノのタンクトップなのか?
ここ数年、山で快適に着られるシャツがどんどん進化してきたと感じています。通気性に優れ、ボタンの開け閉めで体温調整がしやすく、日差しから肌を守ってくれる。機能面でも見た目の面でも、シャツは登山においてとても頼れる存在です。
実際、私自身も「登山中はずっとシャツを着ていたい」と思うことが増えました。
そしてROCK STEPPERSという店を営む中で、同じように感じているお客さまが増えていることにも気づいています。
そうなってくると自然と気になってくるのが、「その下に着るインナーはどうあるべきか?」という点。特に夏の低山や、行動量の多いシーンでは、暑さや蒸れによってインナーが煩わしく感じることも少なくありません。
そんなときにこそ選びたいのが、通気性に優れ、必要最低限の快適さを担ってくれる“タンクトップ”です。そして素材には、優れた調湿性をもつ「メリノウール」がとてもよく合います。汗をかいても臭いが出にくく、調湿機能によって快適さが長く続くのが特徴です。
もちろん暑い時期の単独使用でも、メリノのメリットを感じながらTシャツよりも涼しさを感じることができます。メリノのタンクトップは、現在の登山スタイルにちょうどよくフィットしてくれる。そんな気がしています。
MERINO 150 TANKの特徴
TRAIL BUMのプロダクトは、必要な機能にフォーカスした実用的でミニマルな設計が魅力です。この「MERINO 150 TANK」も、そんな哲学が反映された1枚。登山や旅での行動着として、さりげなく頼れる存在です。
生地は150g/㎡のメリノウールベース。いわゆる薄手のベースレイヤーに相当する厚みで、春〜秋にかけて幅広く活躍します。通気性があり、暑い時期にはシャツの下に着るだけでなく、単体での着用にも十分対応できる汎用性があります。
素材は、メリノウール87%にナイロン13%を混紡。ウール本来の調湿性や肌触りのよさを保ちながら、メリノ100%に比べて耐久性が向上しているのがポイントです。繰り返しの着用や洗濯にも比較的強く、乾きも早くなるため、連泊の山行や日常使いにも適しています。
縫製にはフラットシーマを採用し、縫い目は肩からずらしたオフセットパターン。これにより、ザックのショルダーストラップとの干渉が少なく、長時間背負ってもストレスが溜まりにくい構造になっています。
メリノウールがもたらす機能性
タンクトップに限らず、登山やアウトドアで着るベースレイヤーにおいて、素材がもたらす快適さはとても重要です。中でもメリノウールは、自然素材でありながら高機能という、他に代えがたい特性を持っています。
メリノウールは、優れた調湿性を備えています。汗を素早く吸収し、ゆるやかに放出することで、肌面をべたつかせず、ドライで快適な状態を保ちやすいのが特徴です。
発汗量の多い夏の登山や行動中でも、汗冷えしにくく、不快感が少ないのは大きな魅力です。
また、防臭性の高さもメリノウールならでは。汗をかいてもニオイが発生しにくく、連日着続けても不快感が少ないため、着替えを減らしたい縦走や遠征登山でも頼れる素材です。
加えて、天然の調温性にも優れており、気温差の大きな環境下でも過度に暑くなりすぎたり、冷えすぎたりすることなく、身体の状態を安定させてくれます。
このように、メリノウールは「着ている間じゅう、ずっと快適でいられる」ことを支える素材です。派手さはありませんが、行動中のストレスを減らしてくれる存在として、登山におけるベースレイヤーの最適解だと感じています。
素材:メリノウール87% ナイロン13% (150g/㎡)
生産:中国
サイズ | 身幅(cm) | 着丈(cm) |
---|---|---|
SMALL(S) | 48.0 | 62.0 |
MEDIUM(M) | 50.5 | 63.5 |
LARGE(L) | 52.5 | 66.0 |
着用画像 184cm Lサイズ
【在庫について】
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