ランナー&トレイルランナーから絶大な人気を得ているリカバリーシューズOOFOS(ウーフォス)。地面に接地するときの力を反発させる普通のシューズと違い、接地時の力を吸収し、膝、腰、背中への衝撃を減らすことを狙いに作られています。

登っているときは背中を酷使して、フォール or マットへの着地時には膝や腰に衝撃を受けているクライマーにも、OOFOSは効果があるはず。特に外岩ではかならずエリアまでのアプローチが必要なので、登る前後でも全身に疲れが溜まっています。実際に外岩ボルダーの時に履いてみました。



今回は兵庫県宝塚市の武庫川ボルダーでOOFOSを試してきました。ハワイアン岩と呼ばれる大きな岩があるエリアまでは車を停めて、舗装路をおよそ5分。アプローチはかなり短いですが、川沿いに降りるのに堤防の石垣をクライムダウンしなければなりません。
この程度の上り下りなら、OOFOSでも問題なくできました。ソールのフリクションはかなり良いです。



ハワイアン岩の周りは水流に磨かれた石が転がっていてOOFOSだと滑るかなと思っていたのですが、こちらも大丈夫でした。



クライミングシューズを脱いでOOFOSを履いたときの開放感は最高です。フットベッドがモチモチしていて、歩いた時の衝撃を吸収してくれているのがよくわかります。大きな岩から下へ飛び降りた時も、足への衝撃はアプローチシューズよりも少なく感じました。

整備された道のアプローチや岩場でのレストのとき、エリアまで車に乗っているとき、はかなり快適です。開放感とモチモチの履き心地で行きから帰りまで終始リラックスして過ごせました。

逆に整備されていないアプローチや、エリアを移動するときに大きい石の上を歩く場合には、コツと慣れが必要そうです。OOFOSと別にアプローチシューズを持っていく方が良さそうです。

普段からアプローチやレストの時にクロックス系のサンダルを履いている人なら、ほぼ使用感は変わらずにカラダのケアができるのでOOFOSはかなりオススメです。

正直なところ、リカバリーという点ではランナーやトレイルランナーより足腰を酷使していないので、OOFOSの恩恵は感じづらかったです。ですが、行き帰りとレスト中の快適さは登りの良し悪しに左右すると思います。外岩ボルダーを最大限に楽しむためにもぜひOOFOSを使ってみてください。

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2023/4月/06